2016-05

54●年四十にして悪まる。其れ終わらんのみ。

54●年四十にして悪まる。其れ終わらんのみ。

54●年(とし)四十(しじゅう)にして悪(にく)まる。其れ終わらんのみ。 意訳 ・四十歳になっても人から憎まれているだけのようでは、それで終わってしまうぞ。 陽貨第十七の二三 子曰。年四十而見惡焉。其終也已。
51●郷原は徳の賊なり。

51●郷原は徳の賊なり。

51●郷原(きょうげん)は徳の賊(ぞく)なり。 意訳 ・見た目が美しい人や立派に見える人は、それだけで信用してしまいがちなので気をつけよう。 陽貨第十七の一一 子曰。郷原徳之賊也。
06●故きを温めて新しきを知る。以て師と為る可し。

06●故きを温めて新しきを知る。以て師と為る可し。

06●故(ふる)きを温(あたた)めて新(あたら)しきを知る。以(もっ)て師(し)と為(な)る可(べ)し。 意訳 ・歴史や時代背景、すでにある基本書や類書などの資料をよく読んで勉強し、新しい課題に向き合える教養を身につけよう。そういう人が人々...
48●知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼れず。

48●知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼れず。

48●知者(ちしゃ)は惑(まど)わず。仁(じん)者は憂(うれ)えず。勇(ゆう)者は懼(おそ)れず。 意訳 ・知恵のある者は迷わない。教養のある者は嘆かない。勇気のある者は恐れない。 子罕第九の二九 子曰。知者不惑。仁者不憂。勇者不懼。
09●苗にして秀でざる者、有るかな。秀でても実らざる者、有るかな。

09●苗にして秀でざる者、有るかな。秀でても実らざる者、有るかな。

09●苗(なえ)にして秀(ひい)でざる者、有るかな。秀でても実(みの)らざる者、有るかな。 意訳 ・苗を植えたからといって育つのはどれくらいあるだろうか。育ったからといっても実をつけるのはどれくらいあるだろうか。 子罕第九の二二 子曰。苗而...
14●教え有りて類無し。

14●教え有りて類無し。

14●教(おし)え有(あ)りて類(るい)無(な)し。 意訳 ・いろいろな教えを受けることによって、他とは違った唯一の人間になっていくものだ。 ・教育によって、誰でも教養のある人になれる。 衛霊公第十五の三九 子曰。有教無類。
42●仁に当りては、師にも譲らず。

42●仁に当りては、師にも譲らず。

42●仁(じん)に当(あた)りては、師にも譲(ゆず)らず。 意訳 ・道徳の実践に当たっては、師にも負けないようにしよう。 衛霊公第十五の三六 子曰。當仁。不譲於師。
38●其の位に在らざれば、其の政を謀らず。

38●其の位に在らざれば、其の政を謀らず。

38●其の位(くらい)に在(あ)らざれば、其の政(まつりごと)を謀(はか)らず。 意訳 ・自分がその職責や職位に就いていないのであれば、その領域に踏み込んではいけない。 ・事情がよくわからないのに、安易に首を突っ込んではいけない。 泰伯第八...
27●過ちて改めず。是、過ちと謂う。

27●過ちて改めず。是、過ちと謂う。

27●過(あやま)ちて改(あらた)めず。是、過ちと謂(い)う。 意訳 ・過ちを改めない。それが過ちである。 ・過ちを改めない。それこそが過ちである。 ・人間は誰でも過ちをすることがある。でも反省をし改めることができる。改めようとしないのが本...
13●巧言令色、鮮なし仁。

13●巧言令色、鮮なし仁。

13●巧言(こうげん)令色(れいしょく)、鮮(すく)なし仁(じん)。 意訳 ・巧みな言葉を使ったり、過度に着飾ったり見た目を良く見せようとしている人は、あんまり良い人ではない。 ・上手い説明や見た目を着飾っているものには、気をつけた方が良い...