よしー47

22●君子は其の言の其の行いに過ぐるを恥ず。

22●君子は其の言の其の行いに過ぐるを恥ず。

22●君子は其の言(げん)の其の行(おこな)いに過(す)ぐるを恥(は)ず。 意訳 君子は口先だけで行動が伴わないことを恥ずかしいと思うものだ。 憲問第十四の二七 子曰。君子恥其言而過其行。
21●君子は器ならず。

21●君子は器ならず。

21●君子は器(うつわ)ならず。 意訳 君子の知識は、器のような物質的なものに収まるようなものではない。 為政第二の一二 子曰。君子不器。
18●君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む。

18●君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む。

18●君子は諸(これ)を己に求め、小人(しょうじん)は諸を人に求む。 意訳 君子は問題が発生したときに自分を責めるが、不心得者はすぐに他人を責める。 衛霊公第十五の二一 子曰。君子求諸己。小人求諸人。
15●君子は人の美を成す。人の悪を成さず。小人は是に反す。

15●君子は人の美を成す。人の悪を成さず。小人は是に反す。

15●君子は人の美(び)を成(な)す。人の悪(あく)を成さず。小人(しょうじん)は是(これ)に反(はん)す。 意訳 君子は悪いところばかりを責めるのではなく、良いところを褒めて伸ばそうとする。不心得者はその逆で、良いところは認めず、悪いとこ...
10●古の学ぶ者は己の為にし、今の学ぶ者は人の為にす。

10●古の学ぶ者は己の為にし、今の学ぶ者は人の為にす。

10●古(いにしえ)の学ぶ者は己の為にし、今の学ぶ者は人の為にす。 意訳 昔の人は自分のために学んだ。最近の人は他人から褒められるために学んでいるようだ。 憲問第十四の二四 子曰。古之学者為己。今之学者為人。
04●己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ。

04●己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ。

04●己(おのれ)の欲(ほっ)せざる所(ところ)は、人に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ。 意訳 自分がして欲しくないことは、他人にもしてはいけない。 衛霊公第十五の二四 子貢問曰。有一言而可以終身行之者乎。子曰。其恕乎。己所不欲。勿施於人。
36●専対すること能わざれば、多しと雖も、亦なにを以て為さんや。

36●専対すること能わざれば、多しと雖も、亦なにを以て為さんや。

36●専対(せんたい)すること能(あた)わざれば、多(おお)しと雖(いえど)も、亦(また)なにを以て為さんや。 意訳 ・相手と渡り合うことができなければ、いくら知識があっても、いつ何のためにそれを使うというのか。 子路第十三の五 子曰。誦詩...
12●生まれながらにして之を知る者は、上なり。 学びて之を知る者は、次なり。 困しみて之を学ぶ者は、又其の次なり。 困しみて学ばざる、民、斯れ下と為す。

12●生まれながらにして之を知る者は、上なり。

12●生まれながらにして之を知る者は、上(じょう)なり。 学びて之を知る者は、次なり。 困(くる)しみて之を学ぶ者は、又(また)其(そ)の次なり。 困しみて学ばざる、民、斯(こ)れ下(げ)と為す。 意訳 ・生まれながらに道に通じている人は最...
61●我生まれながらにして之を知る者にあらず。古を好み、敏にして以て之を求むる者なり。

61●我生まれながらにして之を知る者にあらず。古を好み、敏にして以て之を求むる者なり。

61●我(われ)生まれながらにして之を知る者にあらず。古(いにしえ)を好み、敏(びん)にして以て之を求むる者なり。 意訳 ・孔子であれ生まれてすぐに道理を身につけたのではない。古い書物などを好んで読み、いつも勉強していたからこそである。 述...
44●教えざる民を以て戦うは、是れ之を棄つと謂う。

44●教えざる民を以て戦うは、是れ之を棄つと謂う。

44●教えざる民(たみ)を以て戦うは、是(こ)れ之(これ)を棄(す)つと謂(い)う。 意訳 ・訓練されていない者を戦力として戦うのは、もはやそうした人達を使い捨てにしているのと同じである。 子路第十三の三〇 子曰。以不教民戰。是謂棄之。